芝生の手入れ方(手入れ方法)

病気と害虫対策

 

 

病気と害虫対策についても知っておく必要があります。芝の病気はいろいろあるのですが、特に日本芝で多いのはサビ病で、これは葉っぱに鉄サビのようなものが斑点状につく病気です。実は何もしないでも自然に消えていくことが案外多いのですが、防除するに越したことはありません。

 

 

また、春先に多いのが春はげ病です。この病気にかかってしまう部分的に芝が生育しなくなるので注意が必要です。病害には殺菌剤を使って対応することになりますが、それぞれの病気に対応した殺菌剤でないと効かないので、病気にあった殺菌剤を必ず確認してください。施肥の場合と同様に、使う際は必ずラベルに記載されている通りに使ってください。

 

 

次に害虫についてですが、一般的に、芝生にはあまり害虫がつきません。特に日本芝は害虫に比較的強いのが特徴で、害虫がついたからといっても芝が枯れてしまったりすることもあまり多くはありません。もちろん、害虫は芝を弱めるのは確かですし、そもそも気持ち悪いですから、これも必要に応じて予防と駆除を行うようにしてください。

 

 

芝の葉や茎を食べて被害が大きい害虫としては、ヨトウムシ、ツトガの幼虫、コガネムシ類の幼虫などがいます。ヨトウムシは夏、コガネムシ類、ツトガの幼虫は秋に発生します。殺虫剤もそれぞれの虫に適応している物を使い、よく説明書を読むようにしてください。